アク試験対策として電卓の使い方はきちんと確認しておくこと

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アクチュアリー試験は電卓の持ち込みが許される。ただし、関数電卓のような高度な計算ができるものは許されない。

物理、工学系の学生は電卓を頻繁に使うだろうが、数学系は意外と電卓を使わない。私は使わなかった。

電卓の機能を理解しておこう

電卓をあまり使わない学生なら、電卓の機能を意外と知らなかったりする。

それ自体は別に普通の事だ。

もし、アクチュアリー試験を考えていて電卓の使い方の練習を全くしていないような場合、本番で少々怖い思いをすることになる。

何故か。

そもそも電卓の持ち込みが許されるのは、小数を含んだ計算やルートを含んだ計算が多く出題されるためだ。また、分数も多く含まれる。とすると、電卓を叩く順番を意識しないとするべきことが分かっているのに、計算ができないという切ない事態が発生する

次の計算を電卓で解いてみてほしい。

計算の答えは、40.59077になっただろうか。

これは、本番を想定した計算問題だが用いている数字自体は簡略化している。本番で用いる数式は小数の桁数が5桁程度のものを想定してほしい。

小数が難しいという話ではなく、押すキーが増えれば増えるほどミスが発生する可能性が上るという話だ。とかく、計算の途中でミスをした場合、電卓には通常バック機能が無いため念のため最初から計算をし直す羽目になる

これは、馬鹿にならないタイムロスだし心理的にも負担がかかる。

なので、アクチュアリー試験の勉強をする際には必ず電卓を実際に叩くようにしてほしい。

計算式が立てられても、解けたことにはならない。1次の試験は、マークシート式。これは、裏を返せば部分点が発生しない0か100かの世界だからだ。

以下に、私流の電卓の使い方をまとめておく。1つでも、それは知らなかったなという内容があれば幸いだ。

使い方1:見切り発車で電卓を叩かないこと

電卓による計算は、問題の答えまで何回計算が必要なのかの見通しが立ってから始めること。

使い方2:電卓の機能を理解しておくこと

市販の電卓で機能の表記に大差は無いが、仕様を把握しておかなければいけないものを挙げておく。

  • 「GT(グランドトータル)」
  • 「M+,M-(メモリ機能)」
  • 「√(ルート)」
  • 「R・CM(リコール)」
  • 「CA(クリアオール)」

これらの機能がきちんと備わっていて、使えるということを確認しておくこと。

特に、市販の電卓でルートキーが無いものは結構ある。家にあった電卓を適当に持ってきたら、ルートキーが付いていなかった、ということもザラにある話。絶対に、確認しておくこと。

使い方3:式の形を見てどこから叩くのかを考えること

これは、先の計算問題だ。この問題を電卓で解くにあたり、どこから計算を始めただろうか。

2.1の4乗から計算を始めた場合、メモリの機能を使ったとしても分母の計算が終わったところで手が止まるのではないだろうか。

この式の場合は分母から計算を始めれば、手が止まらずに済むだろう。

分母の計算をし終わったら、その数値をメモリに記録させる。次に、分子の計算を始める。終わったら、÷ボタンを押しリコールでメモリに記録した分母の値を呼び出し、=ボタンを押して計算を終える。

この式を分子から計算し始めるのは得策ではない。分数で上下に複雑な計算が現れ、メモリの機能を使うことになることが想定される場合は分母から計算を始めるようにするのが良い。

使い方4:電卓のキーを叩く回数をなるべく減らすこと

試験本番では、5桁程度の小数の計算が現れるという話をしたが、小数の2乗や8乗を計算するときどのように計算をすればよいか。

1.23456の8乗を電卓で計算してみてほしい。

1.23456×1.23456×1.23456×1.23456×1.23456×1.23456×1.23456×1.23456=

で正しい計算結果は出る。確かに出るが、本番でこんなに数字を打てば必ずミスが出る。

そこで、累乗を計算する時には

1.23456××=======(イコールは7回)

と、キーを押すようにして貰いたい。これでも正しい計算がされる。キーを押す回数を劇的に少なくすることができる為、入力ミスを無くす事ができる。ただし、言うまでも無く押すイコールの回数に注意をしなければならない

様々な累乗の計算を自分で試して、累乗の計算をマスターしてほしい。

覚えることはこれだけで十分

覚えるべきことは、これだけだ。拍子抜けかも知れないが、ここに挙げたことが滞りなくできるのであれば、試験中に電卓の使い方に戸惑うことは無い

計算の順番、メモリの機能の把握、キーを減らす入力方法の3つを過去問を解くときに意識するようにすると、問題の回答→計算の流れがスムーズになり自分のペースを作り出すことができる

電卓はシンプルなものを選ぶこと

妙にデザインが凝ったもの、多機能であるもの。そういうものは不要だ。

特に多機能な電卓を持ち込んだ場合、最悪、試験前のチェックで電卓をしまうように言われる恐れがある。冒頭でも述べたが、関数電卓の持ち込みはできない。多機能な電卓は、避けた方が無難なのだ。

この記事でも説明したように、1次試験で備えておくべき機能はそう多くない。メモリの機能ルート計算が出来さえすれば良いのだ。

電卓のデザインについて述べるならキーは自分の指先の大きさに合わせ、ある程度大きいものを選ぶこと。押したときの感触がしっかりした物を選ぶこと。

キーの大きさが大きいものを選ぶのはなぜか。小さいと、他のキーを誤って押してしまうことがある為だ。

押したときの感触がしっかりした物を選ぶのはなぜか。押した感触が無いと、メモリの機能がきちんと使われているのか、=キーを何回押したのか、入力がきちんとなされているのかが分からないからだ。

古い電卓などを使用する場合は、その点に注意してもらいたい。

例えば、この電卓などは1次試験で求められる機能は全て備えている。他の電卓のキーをよくよく見てほしいのだが、ルートキーが無い電卓が結構多いことに気が付いただろうか。

必要な機能を備えている電卓を見繕ったならば、ビックカメラなどの量販店で実際にキーを打って試してみると良いだろう。

12月の試験に向けて、ちゃんとした道具の準備を進めてもらいたい。

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